私事の事情でしばらくサイト運営をご無沙汰していましたが、少しだけ落ち着いたのでペースは抑えつつもまた更新をしていくことができればなと思いつつ復帰記事です。
Jリーグのシーズンが終わったということで、今回はJリーグのジンクスの中でも、「残留争い」に関するものに焦点を当てて話題提供をしたいと思います。
そして、今からお話するジンクスは、今まで語り継がれてきたものがそれぞれ破られてしまったジンクスとなります。
●落ちないオレンジ
サッカーだけでなく、野球や他のスポーツでもそうですが、大抵の場合チームカラー(今回のこれは特徴ではなく純粋に色という意味)があると思います。
このチームカラーに関するジンクスとして「落ちないオレンジ」というものがありました。このジンクスというのはその名の通りですが、オレンジ色のチームカラーを所持しているチームはJ1からJ2に降格しないというものです。
このオレンジのチームカラーを持っているJ1チームは、「清水エスパルス」「アルビレックス新潟」「大宮アルディージャ」の3チームとなっています。
しかしながら今年はJリーグの最終節を前にして、「清水エスパルス」と「大宮アルディージャ」のどちらかが降格することが決まってしまい、リーグ戦が終わる前にこのジンクスが途切れてしまうこととなりました。
●ラインコントロール
先ほど紹介した3チームの中に残留争いで安定的に成績を残す(?)残留のプロが存在します。それが「大宮アルディージャ」です。
このチームは毎年毎年残留争いの付近までいきながら、終盤では力を発揮しみごとに降格回避を行うプロ集団です。
降格ラインギリギリにずっといながら、最後の最後では降格ラインを見極めたかのようにしっかりと抜けだすので、「ラインコントロール」というふうに揶揄されていました。要するに残留力抜群なチームです。
昨年は序盤ぶっちぎりで一位を駆け抜け、「大宮が定位置にいないなんておかしい」とみんなが言っていましたがリーグ後半は突然の監督交代などにより、連敗による連敗で終わってみればいつもと変わらぬ降格ライン近くに収まっていました。
そして毎回落ちそうで落ちないということから、とある年は、「落ちない!お守り」を販売したことも有ります。自虐的な感じもしますが、どうやらとても好評だったらしく、5日で用意した500個が全て完売したらしいです。
それほどまでに降格ラインの少し上が似合うチームでしたが、今年ついに最終節で降格が決まってしまいました。このことは上記の「落ちないオレンジ」とあわせてジンクスが破られてしまいました。
ブッチギリで前半トップにたったのに終わってみれば定位置だったり、NTTが後ろ盾にいるので資金力が豊富なのにいつもあの定位置だったりという色々なネタを提供してくれた大宮アルディージャですが、最後にもう一つ興味深いデータが有ります。
それは、大宮アルディージャが、J1のリーグ制度が1ステージ制になった年から昇格により参加をし、1ステージ制が終わってしまう今年にJ2に降格したということです。
来シーズンからJ1は大人の事情により2ステージ制(佐助はあまり良く思ってない)になりますが、「大宮の特殊な力は2ステージ制が嫌だったのではないか」「またJ1が1ステージ制に戻ったら昇格してくるんじゃないか」などということまで某所で言われるほど大宮の不思議な力は話題に上がったりしています。
なかなか不思議な話題を提供してくれる大宮アルディージャに来年もJ2でも注目です。
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