ブラジルW杯 グループC第2節 日本vsギリシャ

グループC組、第1節で共に負けたチーム同士の対決です。この試合に勝たなければ決勝トーナメント進出がかなり厳しくなる両チームですので、両者とも絶対に勝ちたい試合です。

 

ではこの試合の日本代表のスタメンを見てみましょう。

 

GK 川島永嗣

DF 内田篤人

  長友佑都

  今野泰幸

  吉田麻也

MF 山口蛍

  長谷部誠

FW 本田圭佑

  岡崎慎司

  大久保嘉人

  大迫勇也

 

森重に変えて今野、香川に変えて佐助が注目している大久保が入りました。

 

では例によってネタバレを防ぐために続きはリンクからご覧ください。

それではいつものように試合結果とポイントです。

 

日本  0 - 0 ギリシャ

 

●コートジボワール戦よりもストレスなく入れた前半

絶対に勝たなければいけないこの試合。試合の入り方はどうだったかというと決して悪くありませんでした。ボールを保持しながら少しずつ前に少しずつ進んでいっていたように思います。

そんな中で、審判の判定も最初は日本よりのような感じでどうやらこちらに風が吹いているのかなと思える場面もありました。そして、前半38分にこれが日本にとって最終的に良かったのか悪かったのか、ギリシャのカツラニスがイエローカード2枚出退場になってしまいました。なぜ悪かったのかという部分も書いたかというと、10人に減ったことで勝ちに行こうとする考えから、引き分けにして次の直接対決でコートジボワールを叩くという明確な目標変更をしたことによるものでした。

そして試合を見ているうちに審判は日本よりというよりかは、ただ単にみるべきところを時々見ておらずに下手なだけだったのかなと思ったりもしました。

 

 

●ギリシャ10人で必死に守った後半

明確な目標を持ったギリシャは後半守備に徹します。日本はそんな中、後半の中盤の時間帯は守りの間を縫いながら攻めをしていったように思います。しかし最後の決める部分で俗にいうQBK(急にボールが来たので)と思われてもおかしくないような反応で幾つかの好機をうまく使うことができませんでした。明確な守備の意識を持ち、平均身長が6cmも上回る相手を崩すことはとてもむずかしい物でした。

 

●ザックご乱心、佐助もご乱心

後半も終盤に差し掛かった頃、ザッケローニ監督はまたしても吉田を上げてパワープレーを敢行します。しかしクロスは71分以降一度も成功することなく終わってしまいました。正直このパワープレーを支持した監督には失望感しか生まれませんでした。今回はコートジボワール戦のところで述べたパワープレーを連れて行かなかったのになぜしたのかというものに加えてもう一つの要素があったからです。

 

交代枠1つを未使用のまま終えてしまったということです。NHKBSの解説陣も言っていましたが、山口に変えて斉藤でせめて欲しかったなと思いました。その理由はというと、いくら守備的にしているとはいえ足が動かなくなってきたギリシャ相手には、更に揺さぶりをかけ、あわよくばペナルティエリア内でもかき回し手をかけさせてPKという戦略もその一つとして考えられたからです。ドリブルが得意な斉藤にはこの役割はうってつけでした。

吉田を上げてCBに山口を入れていましたが、明確な高さのあるターゲットマンは吉田一人であり、相手のマークを分散させることはできないので、ギリシャはパワープレーのほうが守りやすかったように思います。DFの高い選手を前線にあげるよりも、FWや前目のMFを本職として戦っている選手たちをかわりに入れてあげたらいいのにと思ってしまいました。

 

試合後にこれを書いている以上結果論となってはしまいますが、せっかく足が止まっている相手選手に対して、ある程度足が止まってもゴール前を固めれば高さの有利さで弾き飛ばせるという守備をさせてしまったことは愚行だったように思えてなりません。テクニカルな面でいくのであれば、それを出来る選手を控えにも揃えているんだと思うのでやはりその方針で突き進んで欲しかったです。そんなことを思いながら見ていたので管理人もご乱心とかかせていただきました。

 

日本の最終節はここまで2連勝しているコロンビア(あのアタック25でも有名?)。決勝トーナメントに進むには極めて厳しい条件になってしまいましたが、グループリーグ最終戦くらいはどうにかしてでも意地で勝ってもらいですし、そうでなくても、せめて見ている側が少しでも納得できるような形で試合をしていってほしいです。

 

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