さて、グループリーグもついに第2節目が始まりました。チームによってはこの2戦目で決勝トーナメントへの出場がほぼ確定的になったり、逆に絶望的になるところもあるでしょう。
このサイトでもいくつかの試合について言及をしているので、次に見ようと思っているチームの試合について書かれていたら、その記事を見てから第2戦を見ていただくのも新たな楽しみ方かなとも思います。
開幕戦で勝利を見事に勝ち取り、この試合でも波に乗って行きたいブラジル。
1試合目では判定に泣かされながらも勝利をもぎ取ったメキシコ。
どのようになるかがとても楽しみな試合です。
それでは例によってネタバレを防ぐために続きはリンクからご覧ください。
それでは試合結果とポイントについて書いていきます。
ブラジル 0 - 0 メキシコ
●最後まで全力で攻め合い、見る者を決して飽きさせなかった両チーム
この試合は0-0のスコアレスドローという、結果だけ見ればそんなにおもしろくなかったんじゃないかと言われても仕方がないスコアとなりました。しかし、この0-0はとても素晴らしい内容のゲームで、今大会でも屈指の好ゲームではないかと感じるほどです。それはなぜかというと、両チームが共に全力で走り、攻撃を仕掛け、タイムアップの笛が鳴るまで、諦めずに力を出して戦い続けたからです。
名前だけ見たら、ブラジルが圧倒的だったのかなと思ったりするかもしれないのですが、チャンスの数ではメキシコもかなり作っていたように思います。しかし、攻めの精度の面ではブラジルが上のような気がしました。
前半後半ともに力をかけて飛ばしていたようにも思えたので、イタリアvsイングランドのように終盤はガス欠状態になるのかなとも思っていたのですが、それでも最後まで勢いは衰えず、見る者を最後まで楽しませてくれました。
●試合を盛り上げたメキシコGKオチョアの活躍
この試合を盛り上げたのは、間違いなくGKオチョアの活躍のおかげでしょう。この人の活躍でメキシコは精度の高いブラジルの攻撃を幾度となく跳ね返すことが出来ました。枠内にきた厳しいボールもすべて弾きます。
特にすごかったのは、26分にネイマールのヘディングを片手一本で弾き出したシーン。実は、この時ボールはゴールラインを半分ほど割っていました。先日の記事で取り上げたゴールラインテクノロジーが発動し、ノーゴールの判定を下します。
その後もゴールを守りきり、今大会GKでは初めてのMOM(マン・オブ・ザ・マッチ:その試合における最優秀選手)を獲得しました。
普段華があるのは攻める選手が多いですが、スーパーセーブを連発したGKはそれ以上にすごい存在として試合の中で神格化することさえあります。例えば昔の日本代表では川口のPKストップは神が舞い降りたと言わんばかりのものでした。攻めの選手がなかなか点を決めれない時、実はGKを始めとしたDF陣の奮闘が素晴らしい時もあるのかもしれませんね。
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