世にも奇妙な物語2014春

あまりテレビを見ないので珍しい気がしますが一つだけ面白かったのがあるので書きます。

ネタバレ注意です。見てなくて見る予定がある方はまだこれは見ないほうが楽しめる作品があるかもしれません。

 

以下内容

 

今回面白かったのは群を抜いてこれでしょう。「墓友

字面だけ+自分の拙い文章力じゃまったくもって面白さが伝わらないのは目に見えてるのですがせっかくなので書くだけ書きます。

 

娘に迷惑を掛けたくないからと、葬式までしてくれる共同墓地に入ることを決めた主人公。その墓地を見に行ったら、たまたま同じ墓地に入る予定の人が現れて、どちらかが言った「同じ墓地に入る人同士墓友になりましょう」という一言で墓友になるという物語です。

しかし、主人公が墓友になった相手は実は万年ぼっちで虚言癖でメンヘラ気質という、わけのわからないくらいめんどくさそうなやつでした。

主人公を奪われまいと毎日のように遊びに誘い、時には主人公の友人を殺すなどもうその言動はメンヘラそのもの。最終的には一緒に死のうと無理心中状態になっていました。

落ちはまさにホラーそのもの。

主人公は生き返りかけたんですが先に死んだ墓友に墓地の中に引きずり込まれてエンドでした。

 やっぱり幽霊よりも得体のしれない奇行を犯す人間のほうが数倍怖いですね。

 なんでこれがすごかったかっていうと、渡辺えりさんと真野響子さんの演技が素晴らしかったです。老練な演技がなんとも言えない怖さをさらに引き立てていました。

 

 これを見て何を思ったかというと、墓友というものに今後変なイメージしかつかないであろうことと、共同墓地の解約の嵐が起こるんじゃないかということです。これを見た共同墓地関係者は今頃頭を抱えているでしょうね。テレビの番組一つで商売をぶっつぶせる影響力があるホラーというジャンルは恐ろしいかぎりです。

 

 共同墓地に立っておいて、来た人に「墓友ですね」なんていうイタズラが流行るかもしれませんね。

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