今シーズンのF1は大きなレギュレーション変更に伴い、各チーム波乱が予想されながら今シーズンも開幕しました。特に影響を及ぼしたのは、エンジン・回生エネルギー周りなどのパワーユニットではないでしょうか。
今日の決勝でまずそのパワーユニットの影響をモロに受けてしまったのがマルシャですね。
2台とも決勝が始まる前のフォーメーションラップ・第1回目のスタート時にそれぞれ1台ずつ発車できずにリタイアとなってしまいました。この時点でかなり荒れるなという予感がしました。
そしてそのトラブルによる2度目のスタートでまたもや悲劇が起きてしまいます。
我らが小林可夢偉(ケータハム)がスタートした直後の1コーナーでタイヤスモークを上げながらマッサ(ウイリアムズ)に追突。可夢偉が初戦でミサイルのごとく特攻してしまい、今年から導入されるペナルティポイントを早速適用されてしまうのかと思いました。しかし、後に衝撃の事実が発覚し、可夢偉に対するお咎めは一切なしというものになります。
その事実とは、リアブレーキの故障というものでした。リアブレーキが故障したことにより可夢偉は車を制御することができなかったのです。この故障ももしかしたら今年のパワーユニット周りが影響しているとかいう噂が。その結果マッサに突っ込んで大破してしまったのでありドライバーの落ち度はないためにペナルティは適用されませんでした。
自分が乗っている車のブレーキが突如壊れるということを想像するととんでもないことですね。怪我がなかっただけでも今回はラッキーだったと思います。
そしてその後も波乱が続き、王者ベッテルを含む多数のドライバーが脱落していき、最終的には完走14台という近年のF1ではかなり少ないものとなりました。
そして表彰台に登ったのはこの3人
1.ニコ・ロズベルグ (メルセデスAMG)
2.ダニエル・リカルド (レッドブル)
3.ケビン・マグヌッセン(マクラーレン)
ワールドチャンピオンを経験したドライバーがひとりもいないというところが、波乱・新時代を感じさせてくれますね。
ロズベルグは他を寄せ付けない圧倒的なスピードで前年までのベッテル状態。安定して速いイメージがある中なかなか勝てなかったロズベルグですが今年はやってくれるんじゃないでしょうか。そして、チームメートのハミルトンもリタイアがなければいいところにいったんではないかというふうに感じます。
また、リカルドは母国グランプリということもあり、会場はとても盛り上がっていました。
マグヌッセンはF1初出場で表彰台という素晴らしい結果に。マクラーレンの同僚であるジェンソン・バトンも4位につけ、名門マクラーレンの復活を感じさせてくれました。
それでは再来週も面白いレースを楽しみにしましょう!
なんて締めようとしていたら新たな情報が入ってきました。
ダニエル・リカルドが燃料流量規制に違反していたとしてレースの失格処分が言い渡されたようです。
燃料流量規制とは、今年はレースで積む燃料を100kgまでに制限してくださいねというものです。コレがどのくらいかというと大雑把に計算して去年の約2/3の量。エンジンなどが大幅に変わるとはいえ燃費を気にしながらはしらなければいけません。もし余分に積んでいたら、燃費を考えながら皆が走っている中、フルパワーで走ることができる時間が他の人より増えるため当然有利になってしまいます。レッドブルはすぐに控訴をしているようで、実際問題どうなるかわかりませんがもしそうなればレッドブルはかなりの痛手でしょう。
この結果もしかしたらマグヌッセン以下のドライバーは順位が繰り上がるかもしれません。
F1を見る新たな手段を、F1のことを気にせずにネットサーフィンしていたら見つけたのですが、これまで書き始めるといよいよわけがわからないくらい長くなるので次のレースまでにまた別記事で。その時に次回レースの紹介もしようと思います。
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