F1：2014年開幕前展望

私自身の忙しい時期がひと通り過ぎ去ったため、久しぶりになりますが記事を書こうと思います。今回はシーズン前に見るF1展望についてです。

F1は開幕も3週間後といよいよその時が迫ってきました。

今シーズンは前年のシーズンよりも数多くのレギュレーション（規則）の変更が行われました。F1という競技はこのレギュレーション（規則）をガチガチに固められ、その中でマシンを試行錯誤して作製し、ドライバーもレギュレーションにのっとり順位を競っていくレースです。ちなみにF1のFはformulaの略で、「規格」と言う意味を持ちます。

そもそも、今回この記事を書こうと思ったきっかけは、現在相互リンクさせて頂いているtommy様のサイト、Tachikawa Automobile Club～Tachikawa Base～で、「FIA Formula one 2014 Preview」というコラムでF1展望が書かれていることを発見したことがきっかけとなっています。エンジン・タイヤ・ドライバー・今期の予想について詳しくかいてありとても興味深く、だいたい同じようなことを私も感じているため、その面はコラムをご覧いただき、その他で今回注目をした点を述べていこうと思います。

・奇怪なノーズ

最近のF1ではノーズの形が美しくないと言われていました。例えばここ2年ほど使用されていた段差付きノーズというものが有ります。レギュレーションをクリアするために段差をつけるという不格好なことをしていました。しかし、今回からはそれすらも禁止になり、更に多種多様なノーズが生まれました。

様々なものができたのですが、解説されているものとして、「F1の変なデザインについて知ってもらいたい」というF1導入編にはもってこいの説明がされているものがあるので、そこで詳しく見ていただけたらと思います。

・ペナルティポイントシステムの導入

ついに導入されたかとも言うべき制度、ペナルティポイントシステムの導入です。最近のF1ではペナルティがあったとしても、ピットを通る （ピットは制限速度があるためタイムが大幅に遅れペナルティになる） 「ドライブスルーペナルティ」や、レース後にタイムを増やされたり、次のレースのグリッド降格などが有りました。今回はそれに加え、反則ごとにポイントをつけ、そのポイントが累積12ポイント以上に達した場合、次レース出場停止処分という重い処分が加わることになりました。最近では、セルジオ・ペレス、パストール・マルドナド、ロマン・グロージャンといった面々がミサイルとも言えるような荒ぶった運転をしていたせいもあるのではないかと考えられます（最近は落ち着いた方もいるようですが）。ペナルティ続きで出れないとなると、順位闘いをするためのとれるはずのポイントが一気に減ってしまうこともあるため、今年はあまり危ないレースを見なくて済みそうではないかと淡い期待をしていたりします。

・最終戦のみポイント2倍

これを見たときは正直びっくりしました。バラエティ番組や子供の遊びじゃないんだから…。とも思いつつ決まったものは仕方ありません。なぜこうなったかというと現王者セバスチャン・ベッテルが圧倒的な力量差で毎回ワールドチャンピオンをかっさらっていくのでその救済措置のような意味合いが強いようです。その前にまた決められそうな気もしますがせっかくなのでどうなるか楽しみにしておきましょう。

今回は今シーズンのF1のレギュレーションについて重点を置いて見どころを紹介してみました。今年度は日本人ドライバーである小林可夢偉もF1の舞台に舞い戻ってきてさらに盛り上げていきたいところです。

そして余談では有りますが、親日家であるマクラーレンのジェンソン・バトンが2/14に彼女である道端ジェシカと婚約をしたことが明らかになりました。来年にはHONDAエンジンがつみこまれ、黄金期を作り上げた「マクラーレン・ホンダ」が復活します。日本に関連する人・チームを追って観戦をしてみるのも楽しく観戦する方法の一つですね。

まずは開幕オーストラリアGP（決勝：3/16）を楽しみに待ちましょう。